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東葛中受検にまつわるエトセトラ

塾なし大学受験③

いかがお過ごしですか?
東葛中高では先日、合唱祭が行われたようですね。今年は3年ぶりの実施。
わが家はミカンもユズも合唱祭ガチ勢だったので、ライブ配信をしてくれたら有料でも申し込むのに!と言っていました。

さて今日は、国立大文系に進んだミカンが、大学受験時に工夫した事のまとめになります。

③志望大別セミナーの活用

高2の年度末に、駿台の志望大別セミナーに参加しました。

セミナーで学んだこと・ミカンの志望大の配点は、センターと個別試験が1:1。
「個別試験対策を重視すべき」と思われがちですが、データを見るとセンター試験でどれだけ取るかが重要。
センターで点が取れないと個別で挽回できない傾向がある。

・合格者はセンターで82%くらい取っている。まずは80%を目指し、本番で85%取りたい。

・現役生の3/4は5月時点でE判定。諦める必要はない。


そして、ミカンの志望大に合格した現役生が、駿台模試でどう変化していったか、というデータをいただきました。
(今は共通テストなのでこの数字は当てはまりません)



ミカンはこれらの模試を受けて、勉強方法が間違っていないかの目安にしていました。

高3秋冬までは、主に個別試験で使う科目を参考書で勉強し、12月から個別で使わない理科基礎や数学の「センター対策」に打ち込みました。

考え方としては、こちらの動画と重なる部分が多かったです。
動画では学力の把握方法に、学校の定期テストも挙げていますが、定期テストは気にしませんでした。
【塾長が直伝】年間計画の立て方を徹底解説!!【2022年保存版】 - YouTube

「夏休み前に未習範囲を終え、11月から赤本に手をつける」
という理想のスケジュールには間に合いませんでした。
ミカンもユズも、夏休み前に基礎は終わらず、赤本に取り掛かったのはセンター/共テ後でした。

ミカンが高校に入学した時、国立大に進んだ東葛生のお母さんとお話ししたら、「時間が足りなくて泣きながら勉強していた」と聞き「へ~」と思ったのですが、本当に時間が足りなくて、ミカンもユズも泣きながら勉強していました。

ユズの駿台のリーダー(東大生のチューターさん)も、赤本はセンターの後だったと仰っていましたし、焦って落ち込んでいてもしょうがないので、諦めずに踏ん張るしかないですね。

国立受験の「時間がない」というキツさを少しでも和らげるには、個別試験で使わない科目に、中学や高1・2の間に少しでも親しんでおくといいですね。ミカンは「はたらく細胞」を読んでいたので、生物基礎がちょっと楽しかったようです。

「取れる問題を落とさない」ということは、私大入試でも大事。
激ムズのクイズみたいな問題が出る難関私大は、それに特化した塾講座を取らないと合格できないイメージがありましたが、国立大の個別で求められる考え方が、やはり大事だと感じたそうです。

ミカンは併願で早稲田の合格をいただきましたが、好きな映画で覚えたセリフ、歴史番組で見て印象的だったエピソードなど、生活で得た知識がちょっとした得点につながったそうです。これは言い換えれば運ともいえるし、アンテナの広げ方ともいえるのでしょう。

文系のミカンと理系のユズを見ていると、理系は重量が違うと感じました。人に教わらないと効率が悪いことがあるので、塾に行かず合格を勝ち取る人もいるとはいえ、質問できる手段は確保しておくと良さそうです。

④自習室の確保

ミカンは、東葛の自習室 →フードコート
休日朝から公共の自習スペース
学校からバスで公共の自習スペース
など、曜日や時間帯によって自習スペースを選んでいました。

高3の年末年始は、公共の自習スペースが休館になってしまうので、河合の冬期講習を2コマ取り、終日自習室を利用させていただきました。

ユズの時は、コロナの影響で塾の自習室に入れる人数が制限され、公共の自習スペースも時短になってしまいました。
塾で決まった時間しか飲食ができなくなったことも痛手で、つい食べそびれてしまう事も多かったようです。自習室で塾を選ぶ人がいるほど、場所の確保は大事。

コロナ禍でリモートワークが進んだことで、作業ができるカフェなども増えてきました。「自習スペース」などのワードで検索すると、自分に合った場所が見つかるかもしれません。

公共の自習スペースに行くのに、学校からだと遠回りだとミカンが困っていた時、バスが通っている事を伝えて時刻表をLINEしてあげたら、喜んでいました。そんなサポートの仕方もあるかと思います。

サポートといえば、ミカンが使っている参考書の著者など、予備校の先生方のTwitterを私がフォローしていました。
予備校の先生方、けっこう情報発信をされています。
記述添削で生徒にこんなことを伝えた、なんてエピソードをミカンに伝えると、タイムリーに気になっている事だったりしたようです。

古い過去問を中古で探したり、毎年品薄になる共通テスト対策本を注文しておくなども、ウザくないサポートかと思います。

⑤リビングに情報コーナーを

食卓からすぐ手を伸ばせる棚を、受験関係の資料を集めた情報コーナーにして、進路のものは全部そこに放り込むことにしていました。
塾の難関コースは受講が許可制だったりして、過去の模試結果が必要になることがあります。
ミカンもユズも、行き詰まると勉強計画の話をすることがあったので、資料がパッと取り出せると何かと便利でした。
英語民間試験利用をする場合は、出願時にスコアのデータが必要です。


今ちょうど、駿台で保護者参加可の進路セミナーの受付をしています。
現役生と保護者のための進学講演会| 駿台予備学校

河合塾はほぼ終了していますが、7/18に柏校で中学生も参加できる文理選択セミナーがあるようです。
文理選択ガイダンス 〜後悔しない進路選び〜 | 河合塾


最後に、東北大に進まれた東葛の卒業生が、勉強方法について語っている動画を見つけたのでご紹介します。
東葛生らしさが伝わってくる良い動画ですよ。

東北大生の勉強法と使用参考書。【塗りつぶせ】 - YouTube