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東葛中受検にまつわるエトセトラ

2021年11月「入試情報が明らかになる時期」

このブログ東葛中1期生「ユズ」の受検や学校生活を母目線で綴ったものです。
現在は、東葛高校から東大理科二類を受験した日々の様子をご紹介しています。
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高3の11月
2回目の東大オープン模試では、化学の有機で引っかかり、時間が足りなくなってしまったユズ。帰宅してから、
「ぜったい有機からは解かない、ぜったい有機からは解かない」
と念仏のように唱えていました。

11月13・14日は駿台東大実戦模試。
ユズにとって最後の冠模試が終わります。

東大実戦の化学は、有機から手を付けないようにしたけれど「90分かけてしまった」とまた反省。
理科の持ち時間 150分 を自分で2科目に配分するので、得意な生物に割きたいところだけれど、化学はどうしても時間がかかってしまう。


ユズは中学生の頃から、点を取るよりも記述に燃えてしまうタチで、社会の定期テストでは簡単な1問1答をスルーして記述を書きまくり、失点していました。

高校の政経のテストでも、配点「1点」の記述を嬉々として書き、回収時に他の人がさらっとしか書いていないのを見て
「普通はあれでいいのか!」
と気が付いたと言っていました。

果たして入試本番で、戦略的に点を取りに行けるのか。


東大入試は数学も理科も150分
姉ミカンが「トイレに行きたくなったらどうするのか?」と尋ねると、
行けるはずがない
と悟りを開いたような表情で答えるユズ。

中にはトイレに行く人もいるけれど、自分にはそんな余裕はない。
(※本当に行きたくなったら行った方がいい、というのが受験のセオリーです)

合理的配慮に申請するほどではないけれど、トイレが近い民にとって、人権との闘いともいえる入試です。

***

私大ガイダンス

つくば国際会議場で行われた私大の合同入試ガイダンスに、私が参加してきました。
私大のオープンキャンパスに全く行けていないと気付いた時には、参加できるのがここだけでした。

私大はオープンキャンパスの他にも、9~10月に駿台や河合で予約制の入試ガイダンスが行われます。
募集要項を読んでも分からないことは、こういった場所で確認できます。

合同ガイダンスは、複数の大学の情報が聞けるし、個別ブースもあったので質問がしやすかったです。
私が質問したのはこんな感じ。

東京理科大
①薬学部B方式は、生物選択で受けられないが、C方式は生物で受けられると読み取れる。正しいか?
→正しい

②共通テスト利用A方式の理科は、「第一解答用紙」に書いた教科が使われると書かれている。
これは立教みたいに「両方受けて、結果の良かった方が自動的に使われる」というものではなく、結果にかかわらず第一解答用紙に書いた教科が使われる、という理解で正しいか?
→正しい
(※2022年の情報です)


こんな風に、私大の入試制度は複雑にガラパゴス化しています。

立教大学
一般入試での「英語民間試験の点数換算」が非公開なので、前年の目安を教えてほしいと質問しました。
YouTubeで「ガイダンスで質問してくれれば教えるかも」と広報の人が言ってたのですが、結局教えてはもらえず
「検定を複数持っているなら、全部出した方がいい」
とのこと。

英語民間試験を良しとする風潮がある一方で、複数の私大ガイダンスで実際にアドバイスされたのは、
「英語が得意な人は、英語検定だと差がつかないので、個別試験を受けた方がいい」
ということ。
建前と本音が錯綜しています。
逆に言えば、英語が苦手な人は検定を頑張っておいた方がお得なケースもあるということです。

英語民間試験利用の入試方式は年々変化し、大学の中でも学部ごとに異なるのでチェックが必要。

早稲田に関しては、早稲田合格塾の比良先生がよく発信されています。
2023年も早稲田文学部&文化構想学部の4技能利用は不利! - YouTube

募集要項

各大学の募集要項がだいたいネットに出そろいます。
膨大な資料から関係のある所を印刷してチェック。
受験方式、入学金振込日、写真、濃厚接触者になった場合の対応、受験票を忘れた時の受付場所など。

共通テストへの備え

10月に受けた河合「共通テスト模試」の結果が出ます。
ユズは数ⅡBと化学が偏差値50台。
やばそうに見えますが、二次の問題と違い、共通テストは誘導に乗って公式を振り回す練習が必要なので、今は気にしません。

共通テストの社会は、日本史選択。
まだ何もやっていないので、金谷先生が9月に出版したばかりの共通テスト向けテキストを注文。

金谷俊一郎 日本史B
共通テストはこれだけ! 講義編1 古代・中世・近世
共通テストはこれだけ! 講義編2 近代・現代

あとはミカンが使っていた山川の日本史教科書。

テキストの出版日を確認

共通テスト2年目のこの年、モリテツさんなど教育系YouTuberによると、2021年前半に出版された共通テストの問題集は、出版スケジュールからいって、実際行われた共通テストを反映していない可能性が高い、という話がありました。

その点、金谷先生の「これだけ!」は、ゴールデンウィークをつぶして共通テストに対応させた、とご本人がYouTubeチャンネルで仰っていたので安心しました。

金谷先生によると、これまで理系にとって日本史は負担が重いと言われていましたが、共通テストに変わったことで理系でも受けやすくなったそうです。

今の高1生が共通テストを受ける2025年には、新課程「歴史総合」など、さらに内容が変わります。
ここ数年、テキストの出版日や版を確認する必要がありそう。


共通テスト対策は、Z会の実戦問題集を購入。
「英語は買わないでみる」とのこと。

予想問題パックは桃(河合)、青(駿台)、緑(Z会)を購入。
たぶん全部はやりきれない。

学校で斡旋された駿台パックは、1月に学校で行う補習で使うと言われましたが、買いませんでした。(補習に行く気がない)

入学金の振込日

ユズは、東京理科大の共通テスト利用(A方式)を出願しようと思っていましたが、入学金30万円の振込み締切が2/18とのこと。

B方式・C方式だと、早稲田の結果を聞いてからの振込みで間に合う仕組み。
共通テストの出来を確認する意味でA方式
入学金の締切を遅らせ、共通テストでコケたらカバーするためのB方式
と2方式出願することにして、B方式の過去問を購入しました。
こちらは早くも品切れギリギリ。

過去問は学校や塾、ネット(解説なし)にあるので、買えなくても何とかなりますが、手元にあると時短になりますね。