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東葛中受検にまつわるエトセトラ

2022年3月「二つの校章」

このブログ東葛中1期生「ユズ」の受検や学校生活を母目線で綴ったものです。
現在は、東葛高校から東大理科二類を受験した日々の様子をご紹介しています。
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【2022年3月8日 卒業式】

小雨降る寒い卒業式でした。
東葛中から高校卒業まで、ともに学年を上がりながら見守ってくださった先生が、最強の雨男だったので
「小雨で済んでよかった」
と知り合いのお母さんと言い合いました。

コロナ以前、東葛の卒業式は2部に分かれていました。
1部の卒業式はさらっと終えて、2部からは3年生が企画した卒業祭。
お芝居や映像を交えて、東葛生が最後の祭をします。

ユズたちの代は、感染症対策のため2部ができませんでしたが、せつなくも華やかな式となりました。

男女ともに袴姿の生徒は多いけれど、パンツスーツの女子もちらほら。
姉ミカンが在学していた頃の入学式は「なんちゃって制服」を着る女子が多く、「パンツスーツなんか着たら浮く」と言われていました。

しかし東葛中1期生が加わった 94期生の入学式では、シンプルなパンツスーツの女子が何人も登場しました。

学校という場所は伝統だと思われていることが、意外にそうでもなかったりします。
なにごとも同調圧力を作らない事が大事だと思います。

***

2016年4月に行われた東葛中1期生の入学式は、生徒数80人のこぢんまりとした式でした。
舞台の緞帳に刺繍された校章も、高校のものが1つ。


2022年3月の卒業式では、緞帳に高校と中学、2つの校章が刺繍されていました。
時間をかけて少しずつ、東葛中は形を整えていきました。
この椅子の並べ方に、昔の卒業生は驚くのではないでしょうか?
(以前は正面を向かない設営でしたから)

 

卒業式の日のユズの様子は、こちらの記事へとつながります。

whiteboard16.hateblo.jp



【2022年3月10日 東大合格発表】

東大合格発表の日がやってきました。
前の晩は、発表画面を開く夢ばかり見て、眠れませんでした。

今年2023年から、東大はオンライン出願が始まったので、合格発表のやり方が変わったかもしれませんが、昨年は受験番号が並んでいる中から自分の番号を探す方式でした。

画面に現れた番号の列から、ユズが自分の番号を見つけて
「あった」
と短く声を上げました。

合格発表と同時に、合格最低点が公表されました。
数学と英語の難化、国語の採点が厳しくなったことで、2022年は例年より数十点ボーダーが下がったとのこと。

個人の得意 / 不得意
難化 / 易化
が影響し合って、順位が決まる。
この組み合わせが「運」と呼ばれるものであると感じました。

3月、雑誌やネットでは、学校別大学合格実績が話題になります。
表にまとめられた合格数「1」には、それぞれ物語があり
「1」となれなかった受験生にもまた、物語があることを忘れないでいたいと思います。


さて、最後に東葛中に入学する皆さんへ
私から伝えておきたいことがあります。

制服のシャツにアイロンをかける時は
校章は避けような!
溶けるから…

↓ ユズのシャツはみんなこれ


大学受験編、お読みくださりありがとうございました。
この後も少し、お勧めの動画などをご紹介したいと思います。