whiteboard

東葛中受検にまつわるエトセトラ

東大駒場祭


先日、東大1・2年生が主に通う駒場キャンパスで、駒場祭という学園祭が行われました。


ユズのクラスは、行事の盛んな高校の出身者を中心に、準備に取り組んだようです。
皆で作業をしながら話していると、会話の流れやどこか自虐的なところが東葛に似ていて、懐かしかったと言っていました。

ユズは看板描きを担当。
ポップなコミック風のデザインにしたくて集中線を描いたら、旭日旗っぽくなってしまった。思想強めな看板の誕生にユズが動揺していると、クラスの人が
セイシェルの国旗も、こんな感じだから大丈夫」
国旗トークで励ましてくれたそうです。

セイシェルの国旗)
こういうフレーズがスルッと出てくるところが面白いですね。

駒場祭は3日間あって初日は平日なのですが、小学生の姿をけっこう見かけたそうです。
学校を休んで地方から親子で来るケースもあり、熱心な親御さんは学生に声をかけて、勉強方法を聞いたりするのだとか。

駒場祭最終日、ユズのクラスは品物が切れたので、早目に閉店。
暇なのでクラスの人が「お話聞きまーす」と呼び込みをしたところ、中高生と保護者がたくさん来てくれて、なんなら頑張って準備した出店よりも賑わったようです。

この即席お喋り会が楽しかったとのこと。
公立高校の生徒さんから、周囲の空気とのズレに悩んでいるという話を聞いて相談にのっていたら、
「やっぱり東大に行きたいと思いました、頑張ります」
と笑顔で言われたユズ。
公立の生徒さんを応援したいという気持ちが生まれた、と爽やかな表情で言っていました。

とはいえ塾講師をやっている訳ではなく、ユズはつけ麺屋でアルバイトをしているので、高校生を応援する術もないのですが…。


ちなみにクラスの人とバイトの話をすると、目の前に鉄緑会の講師がいたりするそうです。時給がすごい!

中学受験の経験があって科学オリンピック入賞経験のある人が、特殊ルートで家庭教師をしたりすると待遇が良いみたい。

 

ユズはつけ麺屋でがんばっていますが、店が混んでくると、回転を早めてお客さんをお通ししなければ、とメタ認知が暴走、理系特有の早口で対応してしまうので、当初先輩から「句読点がない」と注意されたそうです。


話が逸れましたが。

昨年の受験期、ユズが落ち込むと伝えていたことがあります。

東大に合格するのは3,000人
そのうち上位2,000人は鉄緑戦士と名門校
東葛はその中に入っていない
だから2,000人は見なくていい
ユズは、残り1,000人に入るための事をすればいい

これ、CastdiceTVの受け売りなんですけどね↓

誰も言わない大学受験の「エグすぎる真実」を語ります - YouTube

ユズが東葛中を受検した時も、同じような気持ちでした。
難関私立中を目指す子たちに勝たなければ、と気負ってもユズには無理でした。
それぞれに合った受検のかたちがあるのだと思います。
トップ80人に入れなくても、繰り上げに入るために、できることはあるかもしれない。

そんな事を思い出しながら。東葛中をめざす皆さんに、心からエールを送ります。