2021年5月「胃の痛みとたたかう」
5月末、ユズが胃が痛いと言って学校を早退してきました。
病院に行くと急性胃炎とのこと。
「勉強して胃炎になるなら、志望校を変えないと持続可能じゃないねぇ」
と心配する家族。
ある日、学校で「心が豊かになるホームルーム」という授業がありました。
道徳的なプリントを書かされ、時間が余ったのでユズが積分を解いていると、先生に見つかってやめるよう注意されたそうです。
帰宅したユズが
「心が豊かになる、というのに全然豊かにならなかった」
と真顔で言うので、思わず笑ってしまいました。
とにかく数学が間に合わない。
そんな時、高校の数Ⅲの先生が声をかけてくださったそうです。
「次のテストがんばって、数Ⅲの応用コースに来て」と先生。
(※数Ⅲの授業はレベル別になっていました)
「ユズは数学をやり過ぎなくていいと思う」
とも言われたそうです。
文系科目が得意で理科好きなので、数学「3完」じゃなく
「1完、なんなら0完でいけるのでは」
とのこと。
(※東大数学は3問くらい完答を目指すのが一般的)
実際、入試本番は先生の予想通りになったので、生徒をよく見ていらっしゃる、と驚きました。
ユズは先生と話せて気がラクになったのか、
「今から諦めないでおくわ」
と病みモードから少し復活。
その頃、河合塾の英語は講義式ではなく、東大演習形式になっていました。
ある日、記述英作文を提出したら先生に褒められた、と喜んでいたユズ。
ところが採点結果をwebで見たら、0点。
それでめちゃくちゃ落ち込んでいました。
褒められたのに0点では、どうしたらいいのか分からない。
0点の理由は
AだからBである、と
BだからAである、は同義ではない
問題文が「BだからAである」とつい書きたくなるようにできていたので、うっかり書いてしまったが、そこはきちんと論じないと、文章がきれいに書けていても0点だよ、という話でした。
これにはユズも納得。
論理だててきっちり書くことが求められるのですね。
誰だよ、ドラゴン桜で
「英作文は減点法、文法ミスらなければOK」
なんて言わせたのは?
と思った5月でした。
次回は、先日行われた東大駒場祭の様子を少しお伝えします。