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東葛中受検にまつわるエトセトラ

7)削られた感のある一次検査

対策塾に2年3年と通った子たちが、不合格となるケースも少なくなかった一次検査。
思った以上に「削られた感」がありました。
一方で、私立上位校を目指す層が、一次を通過しているケースを見聞きしました。

ユズの同級生の市川さんはノー対策で一次通過。
いわく「1-2は解けた。1-1はイミフ。」という感想でした。

<1-1>与えられた文章や図・表等の資料を読み取り、課題をとらえ、解決に向けて筋道立てて考え、表現する力をみる
<1-2>自然科学的・数理的な分野において、課題をとらえ、解決に向けて筋道立てて考え、表現する力をみる


市川さんが余裕で解けた1-2、ユズは30点台(100点中)でした。
算数系に強い市川さんのようなタイプもいれば、1-1で救われるユズのようなタイプもいます。

ユズは、30点台だった1-2を、8割は解けたつもりでいました。でも計算や単位でまんべんなく落としていました。
答えに近づいた層が、同点に固まらず、上から下までばらけるように作問されているようです。

ユズと同じくらいの成績で、一次止まりだった子が周りにも何人かいます。その子たちが今、塾や地元中で好成績をだしていると聞きます。

ところで、これは初年度だけかもしれませんが、小学校で「俺、東葛中受けるんだ」という話題で盛り上がることがあったようです。

一次の結果発表は、誰が受かって誰が落ちたかすぐに広まりました。初年度でお祭りみたいなノリがあったし、田舎の学校だからかもしれません。

うちは、受検することを言わない、という考えでいました。どこかで姿を見られることはあったようで、受けるの?と聞かれれば答えるけれど、学校で自分から言わなければ、大きく騒がれなかったようです。私立を受ける子もそんなスタンスでした。

受検することに特別なことなんてない。東葛中に過度な期待をしない。努力をして成長することに意味がある、ということは伝えていました。