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東葛中受検にまつわるエトセトラ

問題解決

今日は受検とはちょっと離れて、いや実はそう離れていないんですが、“問題解決”について考えてみたいと思います。

先日、ユズと総合病院に行きました。夏休みのうちにと考えるのは皆同じらしく、病院はたいへんな混みよう。数時間待つと、待合ロビーの数人が受付の女性に苦情を言い始めました。

見ていると、感情を露わにして「来なければよかった」などと受付の女性を責めているのは、年配の方々です。
杖をついて昼前にやってきたご老人は、希望の診療が予約のみの曜日で、予約も一杯という説明を受けると、「他の日には来れねえよ!かゆくて眠れねえんだよ!」と声を上げます。結局その人は、予約患者の中に入れてもらった様子でした。

医師は、お昼を食べる間もなく午後の部に突入。

ユズは待合の人間模様を見ながら、「AIとか何とか言ってる時代に、これどうにかできないのかな」と呟いていました。

本当に、世の中には解決していくべき問題が山積みです。

落合陽一さんと小泉進次郎さんが7月に催した
「平成最後の夏期講習  人生100年時代の社会保障とPoliTech」

live.nicovideo.jp


を時間を作ってようやく見たのですが、こういった事を、私たちは本当に向き合って考えなければならないな、と思ったのでした。

内容については書ききれないのですが、心に引っかかった事を2点。

1つ目は、落合さんが作られたというワークシート。


問題解決について話し合う時に、ポリ(政策)とテック(技術)を分けて考えようというのは、中学生にも役立ちそうです。


2点目は、グラフィックレコーディングという技術。

番組では、ディスカッションするそれぞれのグループに「グラフィッカー」が配置されていて、意見を文字とイラストで可視化していきます。

fullswing.dena.com

グラフィックレコーディング、これはAIにはできない技だなぁと。その役割がきちんと評価されていることに感心しました。

一方、プレゼンで使われるイラストは、「いらすとや」を多用。絵が描けるという特技にどんなプラスαを持つかで、違った需要があることが見えて面白かったです。

この番組、2時間半と長いのですがYoutubeでも見ることができます。

ユズたちは学校で「ポスター作り」というのをやっていまして、これはグラフィックレコーディングに通じるなぁと。このポスターは「お絵かき色塗り」ではないので、意味を取り違えると時間のかけ方を間違ってしまいます。
ただその間違いにも意味があって、「大事なのは色塗りじゃない」と本人が気づけたら良い訳で。
モヤモヤした事柄をモデル化できるかどうかなんですよね。


問題解決、というとこの時期思い出すのが、夏休みの自由研究。
これ、書店に行くとノウハウ本がたくさん出ていますね。

ノウハウ本の通りにぱっと宿題を片付けるというのも一つの価値。
ただ、本人が知りたいと思ったことに対して、予想を立てたり、やり方を考える事はとても大事。

小学生にとって一番難しいのは、疑問に思うことが出せない、という所じゃないかなと思います。
ユズが小学生の時は、疑問に思うことを引き出す部分には関わって声がけしていました。テーマが見つからない時、疑問に思うことを10とか15とか書き出させてみます。そのうち、答えが明らかに本人自身分かっている物もあるので、それは消して。
より面白いと思う物を残していくと、全く別の所から疑問がわいてきて、それがテーマになったりしました。

そういった疑問には、ネットで検索しても答えが出てきません。
研究の型を知るために「科学の芽の世界」という本を置いておきました。
科学の芽の、特に古い刊は、子どもの素朴な疑問が簡単な実験で紐解かれていて面白かったです。
やり方を考えて、何を使うかを考えられたら、研究は成功したようなもの。

ユズは面白い結果が出ると、完全に気が済んでしまい、紙にまとめるのはギリギリまでやらなかった(それは今も同じ)。夢中で実験したものほど、評価がよかったです。

東葛中はプレゼンをする機会が多いのですが、ユズを含めて喋るのがそんなに得意ではない子もいます。

そういう子にとって、発表は辛くないのかと気になったのですが、プレゼンはだいたい自分の推しのテーマをぶち込めるので、皆イキイキして発表しているようです。
そして推しのテーマを知らしめるために、しっかり調べて考える。見ていて面白いと思う発表には「ひとひねり」があります。

夏休みの宿題といえば。
先日、知人が「うちの子が課題図書を読まない」と愚痴っていたので、読書感想文は好きな本でもいいじゃない?と言ったところ
「好きな本だとコードブルーになってしまう」と。
いや、コードブルーいいじゃないですか?!と言ったのですが、
「どうせ、ドラマでやってるから読まなくてラク、くらいなんですよ」と。

でもよくよくお話を聞くと、そのお子さんは救急救命士になりたいそうで、身内に薬剤師がいらっしゃるので職業体験も薬局に行くのだとか。
え、それってすごいですよ、コードブルーで感想文いいじゃないですか!と私は勧めたのですが、その方は
「読書してほしいんですよねぇ」
とずっとおっしゃっていました。
好きな本からスタートするのがいいと思うなぁ。

「好き」を深めることが大事だと、ユズの周りの子たちを見ていると感じます。

好きなことを誰かに伝えたいから、やり方を考える、工夫する。
そんな中から問題解決の方法というのを学んで行くんじゃないかと、落合さんの夏期講習を見て感じたのでした。