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東葛中受検にまつわるエトセトラ

4)報告書

2次検査の際に、小学校が作成する「報告書」の提出があるため、「学校の活動によって合否が決まる」などと噂されることがあります。2017年度の報告書の様式を見てみると、

報告書
児童会や学級委員は○か/が付くだけ、意外とシンプルです。諸事項の欄に文字で書き足すとしても、適性検査の点数をひっくり返すほどの要素となるかは不明。

リーダー経験による成長が、人柄になって面接で伝わるということはあると思いますが、「受検に有利だから」と大人の誘導でリーダーをやらせる、なんて力みすぎにはご注意を。

報告書といえば、東京と千葉では報告書の扱いが少々違うようです。

都立は、小学5・6年生の成績を点数化する方法を示しているので、適性検査と報告書の比重がはっきりしています。

白鷗中・桜修館中は「報告書30%:適性検査70%」
小石川中・武蔵中は「報告書25%:適性検査75%」
(詳しくはenaへ

この話と混同してか、「客観性のない報告書で合否を決めるのはけしからん!」と批判されがちです。
千葉県は、千葉中・東葛中がそれぞれの方法により「総合的に判断」するとのこと。
ただ、適性検査の難しさが全国屈指と言われる千葉県。報告書の良い生徒を東京のように優遇するなら、作問にこだわる意味が薄れる気がします。

評定は、報告書を作成する12月末~1月上旬、5年生・6年生それぞれの教科に3段階でつけられます。途中で転校した場合は、現在の先生が過去のデータを引き継いでつけるそうです。
(※この記事は2017年度の募集要項を元にしています)